喫煙に伴う影響は数多く言われておりますが代表的なものをいくつかあげると、低出生体重児のリスクを高めること、流・早産のリスクを高めることなどがあげられます。
喫煙をすると母体の血管が収縮(細くなり)し、胎児に十分な酸素や栄養がいかず低体重となりやすくなり、知能や発達の遅れ、また発育にも影響します。また、1日20本のたばこを吸うと、流産率は非喫煙者の約2倍、早産に関しても同様で約1.5 倍高いと報告されています。
ここに挙げたものはほんの一例でまだまだたくさんの影響がありますが、“百害あって一利なし”と言われるように利点はあまりありません。
妊娠して母となり子を育てていく中で、禁煙は、まず妊娠初期からその子のために行う育児の第一歩ではないでしょうか?出産してその子と出会ったとき、少しでも胸のつかえの少ない状態で育児をむかえられたら嬉しいなと思います。お身体を大切に。