赤ちゃんは夫婦ともに心身が健康な状態でいてはじめて授かるものです。いくら高度な治療を受けていても、夫婦の体が健康でなければ赤ちゃんは育つことができないのです。健康面だけでなく、日常の生活が妊娠を妨げている場合もあります。小さな心がけですが、とても大切なことですのでチェックしてみてください。
血行が悪くなると生殖器への栄養障害やうっ血、男性の場合には精巣の温度があがり、排卵障害や造精機能が悪くなります。きつめの服や下着は避けて、日常から適度な運動を取り入れ、血液循環を良くしましょう。当院では、末梢血液の流れをよくするために、ビタミンE剤の服用をお勧めしております。
女性は冷えると、下半身の血行循環が悪くなってしまいます。男性は例えばコタツなどで長時間下半身を暖めすぎると、精巣の温度が上がり過ぎることによって精子を作る機能が悪くなります。
痩せすぎ・太りすぎにより女性ではホルモンバランスが乱れ、排卵の機能が悪くなります。男性でも、体力の低下や性機能の低下につながるのでよくありません。バランスのいい食事で適正な体重を保ちましょう。
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させて、血液の循環を悪くさせます。女性では、妊娠能力の低下や、妊娠しても流産や早産、またお腹の赤ちゃんの発育障害との関係も取りざたされています。男性においては、精子の異常などの原因になるともいわれています。タバコは妊娠だけでなく、出産までの多くの過程に関係しますので、禁煙が理想ですね。お酒の飲みすぎは、性中枢を抑制するといわれますので、ほどほどに・・・。