クラミジア感染症・・・最近ではテレビでもよく取り上げられ、警告を促されるのを目にしますよね。性器クラミジア感染症は性感染症のひとつで「クラミジア・トラコマチス」という病原体に感染している病気です。性交渉でうつることが多く、性感染症の中で最も流行しており10歳代後半で4人中1人、20歳代前半で5人中1人の感染率と推定されていて特に若い女性に急増しています。
そのほとんどが無自覚のうちに感染していて、子宮頸管炎や卵管炎を起こして卵と精子が出会う道をふさいでしまい、不妊症の原因となることがあります。妊婦さんでは流産・早産の誘因となったり、出産時の産道感染により赤ちゃんが結膜炎や肺炎を起こしたりします。感染が分かった場合、クラミジア感染症に効果の高い抗生物質の服用で治療が可能です。医師の指示に従って1~2週間の服用で治療できます。また、パートナーにも高い確立で感染しますので、再発を繰り返さないためにもご主人様や彼も同時に治療することが大切です。
クラミジア感染症は、女性では症状が出にくいため気付きにくく、知らないうちに不妊の原因になっていることがあります。なぜ出来ないの?って1人で悩まないで、まずは病院にご相談くださいね。