お母さんが無理でなければ、赤ちゃんにとっては心配なく母乳を続けて問題ありません。インフルエンザでも同じです。ただし辛い時や感染の心配が大きい時は、ちょっとお休みしましょう。
お産後、育児や家事に忙しく、疲れがたまって風邪をひいてしまうことはよくあります。そんな時、母乳で育てているお母さんは病原菌がオッパイを通して赤ちゃんに移ってしまわないかと心配になるでしょう。
母乳中に含まれてしまうウィルスは、HIVなどほんのわずかであり、風邪などのほとんどの病気は授乳を中止する必要はありません。むしろ母乳はウィルスと闘う抗体を赤ちゃんに届けるといった働きをします。例えば、お母さんが風邪をひいた時お母さんの体でつくられた抗体が母乳から赤ちゃんへ渡り、風邪の菌に対する免疫ができるからです。
手洗い・マスクをして赤ちゃんに触れるなどで予防をしながら、母乳を続けていきましょう。